かもめ島野鳥観察記録_観察記録顛末記_4

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第4回 もう一つのかもめ島の主



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ハヤブサ

 鴎島には、そこを根城している頂点に立つ野鳥がいます。それがハヤブサです。鴎島のシンボルといえば、瓶子岩と灯台ですが、もう一つ目立つのが開陽丸です。その開陽丸のマストを狩りの拠点としているハヤブサ夫婦がいます。3年間を通じ、常にペアでいる状態で、時々、江差町内の愛宕や大澗、五勝手漁港方面へ餌探しに出かけるのを見かけました。体の小さなオスを私は「開」(かい)くん、メスを「陽」ちゃんと呼んでいました。ただ3年間同じ個体であったのかは定かではありません。途中で別の個体に入れ替わっていることも考えられます。正直見分けは付きませんでした。何回か、別の若い個体が来たことがありましたが、相手がメスの時は「陽」ちゃんが攻撃し、オスの時は「開」くんがアタックを掛けていました。

 繁殖に関しては、最初の年(平成25年)は2羽の幼鳥がいましたが、1羽が若鳥で残り、その後どこかにいなくなりました。2年目(平成26年)は、やはり2羽の幼鳥がいましたが、あまり飛ぶのがうまくならないうちに、姿が見えなくなりました。何らかの事故でなくなったのかもしれません。3年目(平成27年)は、3羽の若鳥が上手に飛ぶようになるまで、親から餌をもらっていたので、うまく鴎島を巣立ったのだと思います。3年目の若鳥は、2羽がメスで、1羽がオスでした。オスはメスの姉妹からよく茶化されて嫌がっていましたが、なんか微笑ましいものに見えました。親は特にその兄弟げんかに対し干渉は一切していなかったことを記憶しています。

4年目(平成28年)も、巣で抱卵を始めたところまで確認して、4月に江差を去りました。その後、巣が放棄されたような情報を聞いて少し残念に感じたところです。



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