第3回 かもめ島といえば

オオセグロカモメ
江差追分の始まりの「かも~め~鳴く~音に~」と江戸時代の頃から、カモメ類は間違いなく存在していたようですが、私の観察記録でどのくらい種類が見られたのか紐解いてみました。
500日間の皆勤賞(私の観察に対しての)であった種類は、オオセグロカモメただ1種でした。ハシボソガラスでさえ見えないときが数日ありましたが、オオセグロカモメだけは見事にいないときはありませんでした。カモメ類ではオオセグロカモメ以外ではウミネコも鴎島で繁殖していますが、1月から2月にかけ一時的に江差から消えてしまう時期があります。
おそらく江差では餌が十分に採ることができず、南へ渡らざるを得ないようです。
渡島半島では、松前から函館、森の辺りまでは、冬でも通年ウミネコが確認できるようで、ウミネコにとっては、冬は日本海側では餌資源が乏しいのではないかという推測が立ちます。
結論として、鴎島のカモメといえば「オオセグロカモメ」ということで私の中では整理しています。このほか、ミツユビカモメ、ワシカモメ、シロカモメ、セグロカモメ、カモメ、ユリカモメの合計8種のカモメ類を見ることができました。この中でユリカモメは太平洋側ではよく見ますが、鴎島では結局ただの一度だけしか見ることができませんでした。
また、カモメとミツユビカモメは風が強くて、特に寒い日にしか見ることができず、天気を見て、「今日はミツユビ日和だな」と思いながら部屋を出ていました。

ウミネコ

ミツユビカモメ

ワシカモメ
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