かもめ島野鳥観察記録_観察記録顛末記_2

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第2回 観察記録の開始

 

 

 

 

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江差町 かもめ島

 

 

 檜山振興局では、当時、北海道新幹線の延伸による観光振興に何か取り組めないかということで、環境生活課では、自然を生かした取組について検討を始めました。

 その中で、本州の野鳥マニアに見に来てもらうことができないか、イメージとしては舳倉島や粟島などのようにならないかとの考えからです。そのためには情報がなければいけません。

 まず、文献などないかいろいろと調べましたが、見つからず、それなら自分で作ればいいと考え、25年9月の秋の渡り鳥シーズンから観察記録を取ることとしました。

 ここから、トータルで500日に及ぶ鴎島での観察が始まりました。最初は、野鳥マニアの飛びつくイメージもあり、渡り鳥の中でも珍鳥と呼ばれるものがいないかとの考えから、渡りのシーズンを主にできる限り毎日観察を続けるすることとしました。記録のとおり、開始当時は雨が降れば中止、帰省や業務の関係から月10~15日できれば良いような状況でした。その後、2年目の秋からは、さほどの珍鳥は私には見られなかったものの、種の区別の付かない小鳥も結構いることがわかり、識別図鑑とデジタルカメラを用意し、主要な観察ポイントなど自分なりに整理して、観察ルートを決め、平日は、ほぼ毎日出勤前の早朝に1時間くらいを目途に見ることになりました。

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観察風景 坂村

 年齢のこともあり視力はひどい状況で、双眼鏡の視野にスッと野鳥を捉えられなくなってきていました。一念発起、まず双眼鏡の操作に慣れることから始めました。飛んでるアオバトを追い、藪に入ったムシクイ類を探し、何か行動しているときは細かい特徴や動きを見ながら徐々に視野に野鳥が入るようになりました。

 記録の取り方ですが、本当は確認できた種ごとの羽数も重要なデータとなるのですが、カモメ類や飛び回るハヤブサなど一回の観察で何度も同じ個体をカウントしかねないこともあり、目視と明らかな鳴き声を元に種ごとにいたか、いないかでいたものには○を付けるだけとし、毎日確認した種のみカウントしていきました。

 鴎島での野鳥観察の特徴としては、やはり渡り鳥が中継で休息することから、海辺に生息する野鳥に限らず、山奥でしか見られないような種まで観察できることです。

 ですから予期せぬ野鳥が出現し、写真で確認して初めてわかることも多々ありました。
 

 

 

 

 

 

 

 

 
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