檜山管内における治山事業について
鉄筋挿入による斜面安定工 海岸線における防風柵を併用した森林整備
(R3実施・江差町) (R2実施・せたな町)
当管内の治山事業は昭和24年より始まり、日本海岸線の山地、森林の整備を行い、山腹崩壊、土砂流出による災害を未然に防いできました。
しかし、平成5年7月に発生した「北海道南西沖地震」災害、その後の台風、大雨による災害など、災害の発生しやすい地域も多く、災害の発生状況、地域の特性を考慮し、計画的に事業を推進しています。また、上記写真のとおり、地域の景観、森林の持つ多目的な機能や地域住民の生活環境の保全を図る整備なども行われています。
さらに既存の治山施設を定期的にパトロールし、新たな崩壊の危険性、亀裂状況を把握し、早期に防災対策を計画するための「治山パトロール事業」や、各地域の状況、情報を日常的に把握するために認定された「山地防災ヘルパー」も各町に配置しております。
平成30年7月の豪雨により斜面が崩れる災害が発生し、治山事業により復旧をしています。(奥尻町)
写真左 (平成30年7月撮影) 写真右 (令和3年4月撮影)