令和6年10月24日に、檜山管内での豚熱の発生を想定した防疫演習を開催しました。
豚熱は、豚とイノシシの悪性伝染病で、北海道では未発生であるものの、本州では平成30年以降毎年発生し、養豚場のみならず関連産業に大きな被害をもたらしています。
野生イノシシのいない北海道においても、ウイルスに汚染された肉製品が海外から持ち込まれる可能性や、人や野生動物がウイルスを運ぶ可能性があり、特に本州からの観光客が多い道南(渡島・檜山)では、駅での靴底消毒などの水際対策により侵入を食い止めてきたところです。
管内で発生した場合、速やかな初動対応と防疫措置が重要となることから、振興局職員と町職員の約20人が参加し、檜山家畜保健衛生所から豚熱や口蹄疫などについて講義を行った後、防疫衣の着用方法や豚の殺処分手順、注意するポイントなどを確認したほか、防疫衣の外側にはウイルスが付着していることを念頭に、ウイルスに見立てた絵の具で防疫衣を汚染させずに脱ぐ訓練も行いました。