11月18日、JA今金町を会場に経営に関する勉強会を実施しました。農業者・講師・今金町役場・JA今金町・ホクレン・普及センター合わせて31名が出席しました。勉強会では、午前の部・午後の部に分け、1日に渡り開催されました。
重点地区の中山副会長挨拶
午前の部 「稲作及び畑作経営における経営規模拡大の影響と今後の対応~経営それぞれの適正な面積と機械投資を考える~」
中央農業試験場農業システム部農業システムグループの山田洋文主査(経営)より、「稲作及び畑作経営における経営規模拡大の影響と今後の対応~経営それぞれの適正な面積と機械投資を考える~」と題し、ご講演をいただきました。
講演の中では、経営規模拡大による経営・土地利用・労働時間に関する影響や、営農計画書を作成する際のポイントなどについて、ご説明いただきました。
参加者からは「個人で水稲・畑作複合経営を行っている農業者の限界作付面積は?」「換地や国営の基盤整備が進んでいる地域では、団地化が上手く進んでいるのか?」といった質問があがりました。
中央農業試験場農業システム部農業システムグループの山田洋文主査(経営)
午後の部 「個人経営と法人経営の違い(法人化のメリット・デメリットも含めて)」
北海道農業会議の佐藤匡紀(まさき)事務局次長から「個人経営と法人経営の違い(法人化のメリット・デメリットも含めて)」についてご講演いただきました。
法人化する上でのポイントや、道内における法人化の事例を基にご説明いただき、「地域営農を維持するためには、農業者や各関係機関で課題を認識し、町内全体で取組むことが重要」と語られました。
参加者からは「法人にはキーマンの存在が重要と聞いたが、現代のキーマン像はどう捉えればよいか?」「これから経営譲渡をする場合、法人化する適切なタイミングは?」といった質問があがりました。
北海道農業会議の佐藤匡紀(まさき)事務局次長
なお、本勉強会はJA今金町青年部も出席し、将来に向けた個別経営の安定化や、地域営農維持を検討する有意義な時間となりました。
勉強会の様子

