7月18日、檜山北部指導農業士・農業士会(東間会長、会員41名)の夏期研修会が開催され、会員と関係機関19名が参加しました。
1カ所目はせたな町で取り組んでいる「飼料用子実とうもろこしの栽培および飼料への加工」について、作付けほ場を見ながら、説明と意見交換を行いました。
意見交換では栽培を行う耕種農家と、飼料として使う畜産農家の双方が、それぞれの立場から様々な意見を出していただき、今後耕畜連携を進める上での貴重な機会となりました。
2カ所目はせたな町の(株)ひらかわ牧場を視察しました。
ひらかわ牧場では農場HACCPを導入しており、代表の平川氏から目的と仕組みについてわかりやすく解説していただきました。
中でも特に重要な管理点は以下の2つです。
- 従業員全員が同じ作業を確実にできるようにルール化する
- 毎日同じ量の牧草を与えるため、牧草の計量を行う(計量のため水分測定器と重量計を購入)
上記の取り組みにより、牛が体調を崩すリスクが減少し、牛の健康はそのまま農場の利益に直結しているとメリットを語ってくれました。