厚沢部町の佐々木熙さんが、3月11日に東京都で開催された全国青年農業者会議の「青年農業者の意見発表」において、北海道代表として発表し、全国農業青年クラブ協議会会長賞を受賞しました。檜山管内から北海道代表として発表するのも、入賞するのも初めての快挙です。
幼少期から家業の農業を見て育った佐々木さんは、一度は就農を諦めて会社員として働いていましたが、両親が運営する直売所が多くの人に愛される姿を見て、「この直売所をなくすのはもったいない」と考え、妹の澪さんとともにUターン就農を決意しました。就農後は、農業の楽しさを実感しながら「おいしいの輪を広げたい」という夢を抱く一方で、技術や資金、人手などの課題にも直面しました。そうした中、青年農業者グループの活動に参加し、若手農家同士が情報を共有し、支え合うことで、それぞれの夢や目標を達成できると確信するようになりました。
今回の発表では、自身の経験をもとに、若手農家のネットワークの重要性や、協力しながら理想の農業を実現していくことの大切さを訴えました。素晴らしい発表をして頂き、私たちも大変うれしく感じています。普及センターでは、今後も檜山南新規就農者会の活動を通じて、新規就農者の学習や交流の輪を広げられるよう支援していきます。