江差町 「喜よ豆(紅金時)」の収穫・選別作業を行いました

喜よ豆とは

江差では、戦後から30年程前まで、羊羹の原料としていんげん豆「紅金時」が栽培されていました。この豆で作った羊羹は、色や風味がとても良く重宝されていましたが、収量や栽培しやすさで優る新たな品種の登場により、近年ではほとんど栽培されなくなりました。

そこで江差町一×二×三業懇話会(いちにのさんぎょうこんわかい)では、この品種を使った羊羹を復活させるべく、この豆を守ってきた方の名にちなんで「喜よ豆」と名付けて栽培に挑戦しています。

収穫・選別作業が行われました

令和6年は、町内の畑50アールに作付し、10月29日に収穫を迎えました。

懇話会のメンバーである農業者がコンバインで収穫し、五勝手屋本舗、町、普及センターの職員が刈り残った莢の収穫作業を行いました。

令和5年は高温障害や害虫の影響で10kg/10aと低収量でしたが、令和6年は順調に生育が進み、115kg/10aと収量が大きく向上しました。

令和6年は品質も良いことから、懇話会の栽培メンバーは「収量も見た目も良く安心した」と笑顔を見せていました。

脱穀後の豆は11月29日に選別作業を行われ、一部は五勝手屋本舗が販売する「復刻版ようかん」の原料や町内で活用される予定で、期待が高まっています。

普及センターでは、今後も安定生産に向けた活動の支援を継続していきたいと考えています。

コンバイン刈り取り

コンバインで刈り取って脱穀

豊作

豊作を喜ぶメンバー

収穫したばかりの喜よ豆

収穫したばかりの「喜よ豆(紅金時)」を手に、「見た目も良い」と安心した様子のメンバー

選別

形状や色を見て、来年度の種子や加工に使用するものとその他に選別

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