12月9日、普及センターが重点地区として活動する中野・中館地区で営農懇談会を開催し、農業者、JA新はこだて厚沢部営農センター、厚沢部町役場、普及センター職員、約20名が参加しました。
懇談会では、5年間の活動のまとめ、ハウス立茎アスパラガスの自動かん水導入の経過と効果、小豆のマメノメイガ予察調査結果を報告しました。
ハウス立茎アスパラガスでは、自動かん水導入によるメリットをこれまでのデータをもとに報告しました。農業者からは、「時間的な余裕が生まれている」「他の作物の作業に集中でき、効果を感じている」 といった声が寄せられ、省力化の効果を実感している様子でした。
小豆のマメノメイガでは、幼虫や被害写真を実際に見てもらいながら農業者と意見交換を行いました。過去には食害で大幅減収した年もありましたが、普及センターの予察調査に基づく防除により「年々被害が軽減している」との評価が寄せられ、予察に基づく防除の成果を確認しました。また、重点地区で収穫された小豆を過去のものと比較したところ、「今年は気象の影響を受け粒が小さい。本来は過去の小豆くらいの大きさが普通だよね」という声があり、収量確保への継続的な取り組みの必要性を共有することができました。
当地区では令和3年度から5ヵ年計画のもと活動を進め、今年度が最終年となりました。これまでの重点活動にご理解とご協力をいただいた農業者の皆様に心より感謝申し上げます。
中野・中館地区での重点活動は一区切りとなりますが、今後も地区の皆様と共に課題解決に取り組み、地域農業を支える活動をしていきたいと考えます。
5年間ありがとうございました。
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懇談会の様子
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今年と過去の小豆を見比べ、粒の状態を参加者全員で確認しました。

