土壌水分データロガーを自作しました。

異常気象が頻発する近頃、農業にとって土壌水分の把握の重要性が高まっていますが、市販の土壌水分測定装置やデータロガーは高価なものがほとんどであり、予算の都合上導入が困難です。
そこで普及センターでは、マイコンを用いたプログラミング及び電子工作によって、土壌水分ロガーを安価に自作してみました。

作成の様子1

ロガーの組み立ては、普及センターの職員で行いました。
今回は制作を簡易化するため、ブレッドボードとジャンパーワイヤーを用いて部品を接続しました。
また、設置場所が露地畑になるため、防水処理を入念に施しました。

作成の様子2

9台のロガーが完成しました。作成費用は1台約3,500円です。
このロガーは単3電池3本により作動し、土壌水分センサーで測定したデータを、定期的にEEPROMに記録していきます。
理論上は、半年以上の連続動作が可能です。
まずは今月から約1ヶ月間稼働させてみます。

完成した水分計

設置の様子

カテゴリー

檜山農業改良普及センターのカテゴリ

cc-by

page top