檜山管内では、現在43名の農業士が、地域の様々な場面で活躍しています。
今回は、江差町の伊藤直樹農業士、山田優農業士の活動をご紹介します。
喜よ豆とは
江差では、戦後から30年程前まで、羊羹の原料としていんげん豆「紅金時」が栽培されていました。この豆で作った羊羹は、色や風味がとても良く重宝されていましたが、収量や栽培しやすさで優る新たな品種の登場により、近年ではほとんど栽培されなくなりました。そこで江差町一×二×三業懇話会(いちにのさんぎょうこんわかい)では、この品種を使った羊羹を復活させるべく、この豆を守ってきた方の名にちなんで「喜よ豆」と名付けて栽培に挑戦しています。
今年もは種が行われました
6月14日、産業懇話会のメンバーである伊藤農業士、山田農業士、近藤智之氏を中心として、昨年確保した約30kgの「喜よ豆」の種子を、約50アールのほ場には種しました。
昨年は猛暑や害虫の影響により、収量が少なくなってしまいましたが、今年は豊作になることを期待しています。
左から伊藤農業士、山田農業士、近藤氏
五勝手屋本舗様では、昨年収穫した「喜よ豆」を用いた復刻版羊羹が限定販売中です。