そもそもゼロカーボン(カーボンニュートラル)とは?
「温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」という意味です。
※温室効果ガス:二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガスなど大気中に含まれるガスの総称。
温室効果ガスが全く存在しないと、地球の平均気温は-19℃になると言われており、生物が生きていくためには必要不可欠なものです。
しかし、産業革命以降、人間が大量に排出し、急速に増加し続けており、地球面の温度が上昇しています。
これを「地球温暖化」といいます。
※全体としてゼロにする(実質ゼロ):※クリックすると拡大表示されます。
排出量をゼロにするのではなく、排出量も削減しつつ、森林が吸収する量などで差し引きし、合計でゼロにするという考えです。(二酸化炭素削減量=吸収量・除去量)
さらに詳しく知りたい方は下記リンクをご覧ください。
なぜゼロカーボンをする必要がある?
・現在、問題となっている地球温暖化は、人間活動によって排出している温室効果ガスが影響している可能性が極めて高いと言われています。
このまま地球温暖化が進むと、海面上昇や極端な気象変化の増加、動植物の生態系や私たちの暮らしにも影響を及ぼしてしまいます。
・それを止めるために、国際会議(COP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議))で「世界の気温上昇を産業革命前と比べて2℃を十分に下回り、できれば1.5℃に抑える」という目標が合意されました。(=パリ協定)
気温上昇を1.5℃以内に抑える目標を達成するには、「2050年までには実質ゼロにする必要がある」とされています
地球温暖化対策について
地球温暖化対策は自分一人がやっても意味ないのでは…と思いがちですが、一人ひとりが小さなことを少しずつでも取り組んでいくことが大切です。
「緩和」と「適応」の2つの対策がありますので、ぜひ日常に取り入れてみましょう。
緩和について
緩和とは「地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を抑制すること」で、最も重要な取組です。
どんな取組があるか
二酸化炭素を多く排出する化石燃料の使用を減らすことが大きなポイントになります。
そのための取組としては、
- エネルギーを効率的に使う「省エネルギー」の推進
- 太陽光や風力、地熱といった地球資源の一部等自然界に常に存在する「再生可能エネルギー」の導入
- 私たちの日常生活の中で、エネルギー消費の削減
など様々ありますので、出来ることから少しずつ取り組んでみましょう。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
適応について
適応とは「既に起きている、将来起きるであろう気候変動の影響による被害への回避・軽減をすること」です。
どんな取組があるか
気温上昇や台風などの気候変動が進んでいる中で、様々な適応策があります。
- 熱中症対策として、ナチュラルビスに取り組んだり、水分補給をしっかり行う
- 災害対策として、避難経路を確認したり、防災グッズを用意する
他にも、
- 気温の上昇に伴い、新たな名産品を作るために、ブドウを栽培しワインを作ってみる
- ジャガイモの育ちが悪いから、品種改良や新たな農作物を検討してみる
- ブリの来遊が増えたので、ブリを使った料理を考えてみる
など個人・地域で取り組めるもの様々ありますので、適応も意識して行動してみましょう。
詳しくはリンクをご覧ください。
私たちにできる取組
上記以外にもアクションはたくさんありますので、下記リンクをご覧ください。
- 省エネガイド:地球にやさしいライフスタイルを(北海道経済部環境・エネルギー課リンク)
- 無理のない省エネルギー節約(資源エネルギー庁リンク)
- 家庭での取組み(北海道気候変動対策課リンク)
- 個人の適応(A-PLATリンク)