エゾシカとの交通事故に注意!
令和6年度において、檜山地域におけるエゾシカが関係する事故発生件数(届出件数)は35件であり、前年度に比べて減少しています。
しかし、全道規模の事故発生件数は5460件と8年連続で過去最多を更新しており、依然運転する際には注意が必要です。
特徴としては、年間発生件数の約39%が10月から11月にかけて発生しており、時間帯では80%以上が16時から24時の間に発生しています。
秋期は特に事故が増加!
10月~11月はエゾシカの繁殖期で移動が活発になり、エゾシカの飛び出しなどによる交通事故が多発する時期です。
また、越冬地へ移動する時期にも重なりますので、この時期は特に気をつけて走行してください。
日没前後に注意!
エゾシカの活動のピークは日出と日没前後です。出没の機会が増えることに加え、周囲が暗くエゾシカに気付きにくいことから、気をつけて走行してください。
山間部以外でも注意!
エゾシカの生息数は増加傾向にあり、山間部に限らず平地や市街地でも飛び出してくることがあります。
また、エゾシカは、群れで行動しているため、1頭のエゾシカを早期に発見できたとしても、
2頭目以降が飛び出してくる可能性がありますので油断しないでください。
スピードダウン!
エゾシカの急な飛び出しに対応できるようスピードダウンのうえ、前をよく見て注意して走りましょう。
また、車のライトや走行音に反応して立ち止まることがあります。
道路上のエゾシカは、アスファルト上では蹄(ひづめ)が滑ってしまい、逃げるのが遅くなることや、焦って転ぶこともあります。
ハイビームを活用!
16~20時に事故が多発します。
日没以降、対向車や先行車がいないときは、より遠くを確認できるハイビームを活用しましょう。
また、夜間の走行時、車のヘッドライトが反射するとエゾシカの目が光ります。
暗いときに光るものが見えたときは、エゾシカがいるかもしれませんので、気をつけて走行してください。