HIV/エイズ対策について

HIV／エイズ対策について

　江差保健所では、HIVに関する相談や感染の有無を確認する検査(予約必要)を実施しております。

世界エイズデーについて

　12月1日は世界エイズデーです。

世界エイズデーキャンペーンポスター

令和7年度世界エイズデーキャンペーンテーマ

「 U=U 検出されない＝性感染しない」

U=Uとは、Undetectable（検出限界値未満）＝Untransmittable（HIV感染しない）の略です。

血液中のウイルス量が検査で検出できない程度(検出限界値未満)に最低6ヶ月以上継続的に抑えられているHIV陽性者からは、性行為によってHIVが感染することがないと確認されています。

現在は、治療法の進歩により早期発見・早期治療、継続によりエイズの発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と同等の生活を送ることが期待できるようになりました。

世界エイズデーでは、HIVに関する正しい知識を身につけ、検査の受検促進や差別・偏見の解消を目指しています。

世界エイズデーキャンペーンサイト↓

令和7年度「世界エイズデー」特設ページ｜API-Net エイズ予防情報ネット

江差保健所では、HIVに関する相談や検査を実施しています。

(詳しくは本ページ下部の「HIV／エイズに関する相談・検査」をご覧ください)

エイズって、どんな病気？

　エイズを引き起こすのは、HIVと呼ばれるウイルスです。身体の中でHIVが増加し、免疫に大切な細胞が徐々に減っていくことで、普段は感染しない病原体にも感染しやすくなり、さまざまな病気を発症します。この状態をエイズといいます。

HIVに感染するとすぐにエイズになるの？

　HIVに感染しても、すぐエイズになるわけでなく、感染してから10年前後で発病する人が多いと言われています。
　また、最近は、薬の進歩により発病を遅らせることが可能となってきました。

HIVは、どのように感染するの？

●性的接触による感染

ウイルスは精液や膣分泌液に含まれているため、性器や直腸、口などの粘膜を通して感染します。

●血液による感染

汚染した注射針や注射器の回し打ち、針刺し事故など感染者の血液が傷口や粘膜に大量に付着することにより感染することがあります。

●母子感染

母親がHIVに感染していると、妊娠中に胎盤を介しての感染や出産後に血液から子どもに感染する可能性があります。

どんなふうに予防すればいいの？

　HIVの感染経路として最も多いのは性的接触です。性行為の際にはコンドームを正しく使う等により、感染を防ぎましょう。

日常生活(入浴、手すり、回し飲み等)での接触感染や空気感染の心配はありません。

感染者の推移

全国的にHIV感染者及びエイズ患者は増加しており、北海道においても全国と同様に増加しています。

近年の患者発生状況はこちら↓

北海道大学病院HIV診療支援センター

HIV／エイズに関する相談・検査

相談

HIV／エイズに関する相談は、専用電話回線により相談を受けております。
HIV／エイズに関する疑問や不安、知りたい事などがありましたらお気軽にご相談ください。

相談は、原則匿名で行うため、あなたのプライバシーは守られます。
受付時間：平日（月曜～金曜日）9：00～17：00
江差保健所エイズ専用電話 0139－52－2475

検査

江差保健所では、HIVに感染しているかどうかの検査を原則、匿名・無料で実施しています。

・検査は事前予約制です。※疑わしい症状がある場合は、受診することをおすすめします。

・検査は抗体検査を行います。抗体ができるまでは感染してから一定期間が必要であるため、検査は感染の心配があった出来事から3か月以上経過してからお申込みいただくようお願いします。

・検査では採血管1本分（7ml）の血液で行います。梅毒検査・肝炎検査も同時に希望される場合は、約10mlの採血が必要となります。

・検査結果は分かるまでは1時間程度かかります。結果は即日、ご本人にお伝えします。なお、梅毒検査・肝炎検査も同時に希望される場合は結果判明まで2時間程度かかります。

・ただし、この検査で陽性または判定不能の場合には、別の検査法で2次検査を実施します。2次検査結果をお知らせできるまで2週間程度お時間をいただきます。

※検査は個室で行い、プライバシーに配慮して実施しております。