302渡島鶴岡駅
かわいらしい小屋の駅舎。 「渡島鶴岡」の名は、北門の警備・蝦夷地開拓のため、山形県鶴岡出身の庄内藩士105戸が上陸し、刀を鍬に換えて土地開墾を行ったことから来ている。 時間によっては、気車が停車しないので、時刻表は要チェック。
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■駅周辺の様子
渡島鶴岡駅周辺はのどかな農業地帯。地図右側が木古内駅方面、左手側が次の吉堀駅。
ホームを出ると「鶴岡公園」と「鶴岡小学校」の横を通って道道へ(写真左上)。左折して、道道を公園沿いにしばし歩くと禅燈寺(地図赤丸)。
この禅燈寺。なんと敷地内に、JRの線路が布設され、境内を列車が通過する珍しい風景を見ることができるお薦めのポイントがある。
道道を右折すると「鶴岡小学校」(同右上)。
次の気車までは相当時間をもてあますので、「鶴岡公園」(同左下)、「農村ふれあいセンター」(同右下)と隣地を散歩するのも良い。(H24.10.14)
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■駅舎内の様子
駅舎内は平屋で、小さい(写真左)。窓の外には「農村公園」の緑が目に入る。時刻表をよく見ると、2、3時間に一本の運行で、まさにローカル線(同中央)。
運賃表を見ると、渡島鶴岡から温泉が有名な湯ノ岱駅は350円。ちなみに函館までは900円也(同右)。
(H24.10.14)
■ホームの様子
駅舎とホームは分離されており、 改札もないが、ホーム周辺はきれい で、のどか(写真左上)。
爽やかな風を感じつつ、禅燈寺の
先ほど来た、木古内方面を眺める
渡島鶴岡の次は3.1Kmで吉堀駅。 (H24.10.14) |
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■歴戦の勇士
禅燈寺を通過中。(H24.10.14) |
ホームに入る。(H24.10.14) |
■春・夏の渡島鶴岡
木古内町・渡島鶴岡駅付近の水田を走行中。 (H25.6.16) |
■秋の渡島鶴岡
初秋の禅燈寺を通過する気車(H25.9.28) | 秋も半ばになり、山門の向こうの木も赤くなり はじめる。(H25.10.27) |
本州よりも北海道の季節の進みは早い。 翌週には、稲刈りが終わっていた。(H25.9.28) |
■冬の渡島鶴岡 |
渡島鶴岡駅舎は電灯が無い。(H25.12.30) |
静かに更けゆくホーム。(H25.12.30) |
キハ40形のヘッドライトが煌々と輝く。(H25.12.30) |
静かなホームに停車。H25.12.30) |
この日の最終便。H25.12.30) |
禅燈寺を通過し、吉堀駅へと向かう。H25.12.30) |
雪が舞う中、駆け抜けるキハ40形の勇姿。(H26.3.9) |
■見どころ・立ち寄りポイント
禅燈寺は、姉妹都市である山形県
(H25.3.19) |
仁王門の左右には、左に密迹金剛(写真左から1番目)、右に(同2番目)の2体の仁王像が設置されており、気迫溢れる姿の道内有数の木仏像。
また、仁王像の奥には、子守地蔵(同3番目)が、天井には、龍神様が睨みをきかせている(同4番目)。(H25.3.19)
■撮影ポイント
渡島鶴岡駅を訪れた方なら一度はご覧いただきたいのが、禅燈寺の境内を走る江差線。本堂と仁王門の間に鉄路が走る。
仁王門入口側から本堂に向けてカメラを構え、連写モードで撮影すると、まさに境内を彼が走り抜ける様子が撮影できる。(H25.3.19)
(注)地域の大事な大事なお寺と、鉄路です。
お立ち寄りの際は礼と節度を忘れずに・・・。
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(写真)H25.1.27