最終更新日:2015年2月06日(金)
旅行会社・雑誌編集者・交通関係者を招聘して「檜山の魅力を紹介する」モニターツアー。
第1回目は函館を発着に江差・上ノ国を、2泊3日で巡ったツアーコース。その魅力の一端をご紹介いたします。
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1日目は函館駅前からスタート。
2014年7月から販売開始となった「江差・松前千年北海道手形」を利用して出発。
江差でジャンポタクシーに乗り換えて巡ります。
※「江差・松前千年北海道手形」は2014年7月1日から8月31日まで発売された商品です。
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国の重要文化財、繁栄を伝える廻船問屋
近江商人の大橋宇兵衛が建てた問屋建築。江戸時代の繁栄を今に伝える貴重な建物。当時の商売の様子や「ハネダシ」と呼ばれる江差特有の文化が学べます。
豪商の商売の様子や、2階にある江差屏風は、繁栄を極めた当時の趣向等が書き連ねられており、じっくりと見てからかもめ島近辺を散策してみたくなる。当時使われていた金庫部分は必見、さまざまな工夫に驚きがいっぱいつまっています。 >施設詳細のページへ | |
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北海道に唯一残る郡役所建物 1887年に建てられた総2階建ての洋館は洋風建築を取り入れ始めた明治時代の貴重な建物。道内に唯一残る郡役所、北海道の有形文化財に指定されています。 館内の壁や天井に施された豪華な布クロスは独特のパターンがあり一見の価値あり。とくに「桃太郎」をモチーフした柄は和洋折衷柄で美しい。館内の階段建築等をの注目すると、和風から洋風建築へのとまどい、大工さんの工夫苦労が偲ばれます。江差の郷土資料館にもなっていてまちの歴史・文化がよくわかります。 2014年5月に廃線になったJR江差線に関する展示コーナーもあり、鉄道ファンには必ず寄りたいスポットに。 >施設詳細のページへ | |
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江差の総鎮守 姥神伝説がいわれの江差人の心の拠り所。毎年8月には370有余年続く「姥神大神宮渡御祭」が開催され、まちは2倍の人で賑わうそう。
この祭りのようすは、「江差山車(やま)会館」へ行って150インチの大スクリーンで見ることができるビデオをぜひ鑑賞したい。まちの人がどんなにこのお祭りを楽しみにして、盛り上げているのか、その一端を知ることができます。
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江差沖に沈んだ幕末の軍艦 当時の最新技術を結集して造られ、戊辰戦争中に榎本武揚らを乗せて活躍した軍艦は、1868年、暴風により江差沖で沈没。その後、海底から引き上げられ、大砲など当時の武器が展示されています。
蒸気船でありながら、帆で風を受けて進む当時のハイブリット戦艦だったり、外国で製造されたがために徳川家紋章が以外な形になったりと、新しい発見があり、幕末ファンでなくても楽しめます。大砲発射再現シーンはリアルで楽しい。和洋折衷の当時の生活用品もあり、興味深い。ここはぜひ、ガイドさんの説明を聞きながら回ってほしい施設。
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日本海が一望できる人気のレストラン 断崖絶壁の上に建つ絶景眺望レストラン。某旅行雑誌で「道の駅カンドウ絶景部門」の金賞を獲得。ガラス張りの店内からは日本海が一望できます。
上ノ国の新鮮な食材を活かした料理が味わえます。人気は「てっくい天丼」。てっくいとは手を食うほど大きいヒラメのこと。高級魚を贅沢にも天ぷらで味わえます。食後のいちごジュースはお薦めです。
名称は前浜の岩が文殊菩薩に似ていることや、知恵を育むことを願って付けられたそう。1階にある地元の野菜やフルーツ、水産加工品や手作りクラフト品など多彩なお土産商品もあり、見ていて楽しい道の駅です。
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15世紀に築かれた道南十二館の一つ 後に松前藩領主となる蠣崎氏の住居とされる山城跡。1457年、アイヌとの戦い・コシャマインの戦いで陥落しなかった館の一つ。細い道を上っていくと、標高30〜50mの地点にある平坦な場所には案内看板があるだけですが、560年前に思いをはせたい場所。
松前町の松前城の歴史と合わせて見学すると前後関係が体感でき楽しいかも。
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13:20~旧笹浪家住宅 (約10分) 北海道に現存する最古の民家 18世紀初めから続いたニシン漁の網元の家。建物は19世紀前半の建築であるとの記録が残る。道内に残るニシン番屋建物の原型とも言われる貴重な建物。板の間には囲炉裏があり、情緒豊か。
ここで、この地で昔から伝わるおかし「こうれん」を囲炉裏で焼いて食べながら、ガイドさんから詳しい話しを聞くと時間を忘れてしまいます。国重要文化財に指定。
※「こうれん」を焼くサービスは、モニターツアー用に実施したものです。
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お寺の風情を持つ道内最古の神社 1473年、松前藩始祖の武田信広が守護神として創立した杜。拝殿は明治時代に江差町の正覚院から移設されたもの。神社ながらお寺の雰囲気を持っています。拝殿の梁に施されたみごとな龍や獏等の彫刻などに目が奪われます。
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北海道に現存する最古の仏堂建築 本堂が建てられたのは1757年ごろと推定される道内有数の古刹。内部は豪華絢爛、金箔がふんだんに使われています。欄間の鮮やかな意匠など、見どころはたっぷり。
本堂内には「びんずるさん」という小さな仏像さんがあり、その手にふれると病気が治るという言い伝えもあるそう。国重要文化財、内部の見学はお寺の方に一声かけてから。
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15世紀ごろの北の天空都市跡 武田信広が1470年ごろ築いた、標高100mの丘陵にある館跡。16世紀末ごろまで日本海側での政治・軍事・北方交易の一大拠点だったそう。「北の中世都市」跡からは、アイヌと和人が混住していたことも分かり、歴史のロマンあふれる場所。 国指定史跡。
国道から地元のガイドさんの案内で館跡に向って登ってあるくガイドウォークは歴史や自然がよくわかりとても楽しい時間。ガイダンス施設では1/200の模型があり、今登ってきた部分がミニチュアのように再現されていて、一層よく分かるようになります。
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松前藩主が代々参拝に訪れたパワースポット 勝山館の天守閣とされた山。標高159mの山頂には夷王山神社があり、武田信広が祀られている。 松前藩主が代々参拝に来たという鳥居からは、日本海の海岸線がすーっと伸び、天気が良ければ遠くに奥尻島も見えます。 絶景写真スポットとお薦めです。
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地元で人気の創作和食店 江差町のメイン通りから1本入った路地にある店。和食の道に入って30年以上になる佐藤さんご夫妻が営む店。 刺身の「江差盛り」を始め、地元・江差の食材にこだわり、てまひまかけた料理が味わえます。一品一品の説明と、女性への特典がうれしい。 隣町厚沢部町で仕込まれている芋焼酎「喜多里」をはじめ、各種地酒が楽しめます。
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江差の中心街に立地するホテル
高台の中心部に位置し、飲食店などへのアクセスがとても良いホテル。フロント横に設置されている各町の観光パンフも豊富で、ロビーにはパソコンもあり情報検索するのに便利。プリントもでき、無料で使えるのがうれしい。 シングル、ツイン、和室もあり、観光でもビジネスでも快適に過ごすことができます。
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2日目はジャンボタクシーで江差を出発。乙部、厚沢部の歴史スポットを中心に巡ります。 | |
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旧幕府軍と交戦のために上陸した場所 1869年4月9日の早朝、旧幕府軍と交戦し五稜郭を目指した官軍の碑。乙部漁港に面した場所に静かに建っています。
ここから上陸して、各地で交戦したかと思えば感慨いっぱい。この場所を起点に幕末官軍ルートを自分の足で探索するのも一興かもしれない。
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町の歴史・文化を知るベース施設 厚沢部に伝わる「鹿子(しし)舞い」の人形展示や、箱館戦争に関する資料のほか、林業と農業で発展した厚沢部の歴史などが展示されています。 学芸員の方に解説していただくと一段と理解も深まります。
※一般の入館による見学では、学芸員による解説は行われません。
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箱館戦争での旧幕府軍の慰霊碑 旧幕府軍と松前藩が熾烈を極めた激戦地が、厚沢部市街地から北斗市へ抜ける中山峠の途中にあります。 ここでは静かに手を合わせたい場所。
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松前藩の移転城跡、歴史のナゾに迫る 松前藩が箱館戦争の直前に移転するために建造された城跡。函館の五稜郭、上ノ国の館とのつながりが具体的に体感できる場所。なぜこの地に移転したのか、歴史のミステリーに思いをはせたい。
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地元焼酎「喜多里(きたさと)」の製造工程を見学 厚沢部町産のサツマイモ「黄金千貫」とメークイン を原料に作られた芋焼酎・じゃがいも焼酎の製造工程が見学できます。希望者には試飲も可能。
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100年の時を越えて愛される老舗食堂 創業は1897年。道内屈指の100年食堂として、自家製麺と伝統の味を貫く店。5代目の前井敏弘さんご夫妻が切り盛りします。
人気はルーから手づくりする「黄色いカレー」、「焼きそば」など。特に黄色いカレーはレトルト製品にもなっていて、道の駅などでも販売されています。おみやげにぜひ購入したい一品。
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通称「レクの森」で巨木「ヒバ爺さん」に驚く このあたりはヒバ(ヒノキアスナロ)の北限であり、トドマツの南限とされる南北の植物が混在する貴重なエリア。 560種類の草本植物と80種類の野鳥などが生息している。学芸員さんから案内を聞きながら、急斜面を登ると樹齢500年の巨木「ヒバ爺さん」に会えます。
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江差に夏の到来を告げる港の太っ腹イベント 新鮮さがまるでちがう活イカを、お腹いっぱい味わうことができるグルメイベント。江差漁港内を特設会場に行われます。
浜のお母さんたちが手際よく包丁を入れるイカの他、ヒラメやホタテなども味わえます。漁船から活きたイカを運び入れる時に歌われる江差追分は、漁師達の想いが伝わる感動の歌。 ※イカ刺し祭りは、毎年7月、第1金曜日に開催されます。 | |
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ミシュランガイドにも載る瀟洒な洋風ホテル 歴史的建物が並ぶ「いにしえ街道」の一角に建つ洋館風のプチホテル。シングル、ツインの洋室の他、ファミリー向けの和室もあります。 女性スタッフの細やか配慮がうれしいと評判。「前夜、イベントでイカ刺しをたくさん食べたでしょ」と他のものに変更してくれるなど、気配りがうれしい宿。
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3日目はゆっくりと滞在・チェックアウトした後、タクシーで郊外にある江差バスターミナルへ移動。ここから新品車両の路線バスに乗り換え、木古内町へ。 ※当該路線は、2014年に導入された小型バス(日野自動車「ポンチョ」)で通常運行されていますが、別のバスを使用する場合もあります。 | |
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約1時間20分のバスの旅では、この5月に廃線になった旧江差線を交差しながら走ります。途中、湯ノ岱(ゆのたい)停留所では約5分間のトイレ休憩もあります。 JR木古内駅では、待ち時間を利用して名物の函館和牛弁当を。その後、特急乗車約40分で函館駅に到着し、解散しました。 | |
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